ついに発売となったニンテンドーSwitch用ソフト『スーパーマリオ オデッセイ』。
今回も楽しくプレイしているのが、まだクリアはしていない。
少しだけ感想を述べていこう。
●アクションがスピードアップしている
移動速度の話ではなく、マリオの動きがきびきびとしていると感じた。
探索メインのマリオということもあって、動きやすさ、ストレスの少ない応答性が
意識されているのではないだろうか。
●HD振動が強調されている
自分自身、HD振動対応タイトルを多くプレイしているわけではないのだが、
『ARMS』や『Splatoon 2』に比べると、HD振動のパターンが多く、Joy-conの機能を
かなり強調しているように感じられた。
HD振動でおすすめのゲームを聞かれたら、迷わず"マリオ"を挙げることになるだろう。
●ささいな事でもパワームーンが手に入る
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』でもそうだったが、ゲーム上の目的になる
探索のポイントがそこかしこに散りばめられている。
その規模はかつての『スーパーマリオ64』とは比べ物にならない。
その代わり、パワームーンの入手は必ずしもステージクリアの達成感を与えてくれる
ものではないようだった。
●非常に丁寧な"キャプチャー"の手ざわり
本作の特徴である、パートナー、"キャッピー"を使ったキャプチャーアクション。
敵だけでなく、意外なモノにも帽子を投げて"キャプチャー"し、操作できる。
従来のマリオであった"変身"要素をもっと尖らせて多彩なものにしているが、
そのどれもがストレスなく遊べるような、操作キャラクターとして使いやすく
よく調整されたものであることに感心した。
●滞空テクニックは健在?
ゲームの多くのシーンはキャプチャーに極力頼らなくてもプレイできるように
デザインされているようだ。全てというわけではないだろうが、
ある程度の選択肢――"縛りプレイ"にもチャレンジできるようになっている。
そんな時、マリオの基本アクションを駆使することになる。
帽子を投げながら足場にする基本アクション、普段はあまり使わない帽子の
上下への振り分け、空中での帽子投げをするとちょっとだけ落下を止められるが、
帽子振り動作と壁キックを連続して発生するように行うと、普段よりちょっとだけ
高い場所へ届くような…… アクションも研究の余地がありそうだ。
『スーパーマリオ オデッセイ』は、最近のオンラインに依存したゲームと違って、
自分のペースで気ままに遊ぶことができる、非常に良質なタイトルだ。
こういったゲームに集中すると頭がすっきりしていい。