しばらく自作ゲームの話を出していなかったので少し触れておく。

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まだ素材製作の前段階にあって外見は変化していない。
丸影テクスチャ用ポリゴンをマップのモデル形状にフィットするように構築したり、
火花の表現などに使う曲線エフェクト生成を既存のビーム描画とは別の方法で
実装したりしたのだが、あくまで不自然さを緩和させる程度の飾り要素にすぎない。

ちなみに、この画面奥側のエネミー、シャルクルスは専用モーションを製作して
いないが、プレイヤー関節の関連付けを持ち込むことで一応走行やジャンプの
動作を行えるようにしてある。 今のところザコキャラ専用プログラムというものは
存在しないので、仕様上は敵キャラも全てプレイヤーとして操作することが可能だ。

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シンプルな処理としてはマップゲートの実装にも手をつけた。
これはプレイヤーがゲートに近づくとシャッターが左右に開閉するという簡単なもの。
処理のイメージは現実の自動ドアとほぼ同じだ。
今回のゲームはダンジョンを進んでいくスタイルを目指しているので、こういった
“閉鎖された空間”を演出するための機能が自然と必要になる。
どの処理もこのくらい単純だといいのだが…

キャラクター間の衝突処理も大体は出来上がったが、まだ細かい問題が残っている。
あるキャラクターがもう一方のキャラクターの上に着地するように乗ってしまう
場合などは、跳ね返りのベクトルをどこかで加える処理が必要になる。
こういった細かい設計まで頭が回っていないためか、苦労は尽きない。

最近、痛切に思うことだが、今からゲームを作ろうと考えている人は
3Dゲームの自作エンジンなんて止めておいたほうがいい。
DirectXのライブラリを作って満足するならともかく、細かいゲーム処理を
作っていくには相当の知識が必要になるし、ゲーム内容に踏み込むほど書籍はあてにできない。
おとなしくUnityなどを使うか、早い段階で素材作りやチューニングに入れる2Dゲームを勧めたい。
そうでもしないとなかなか完成しないと思う。

――愚痴はここまでにしよう。
後はカメラ埋まりとNPCの制御を見直せば、そろそろゲーム作りらしい作業に移れるはず!
そこまで、きっとあと少し。 頑張ろう。