デンパイルカ ~ひろぴょこのblog~

ゲームや日常的な話題。

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 雨の日が多かった2月。

『蒼き雷霆ガンヴォルト 鎖環』をプレイ開始。
インティクリエイツのオリジナルタイトルで度々感じることなのだが、画面表示範囲
外にオブジェクトを置きたがるクセがあるように思う。
 アクションゲームをハイスピードにしようとすると移動範囲が大きくなる。限定的
なレイアウトの横スクロール型ゲームでは状況を把握しづくなるのも無理もない。
(ボス戦は収まりのいいレイアウトなので今はやりすぎているわけでもない)

 こういった高速2Dゲームの問題は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』でも起こる。
ゲームキャラクター自身にはおそらく見えているのだろうマップの先をプレイヤーは
知らないまま見切り発車で飛び込んでいくしかない。
繰り返し遊んでステージを憶えてしまえばテンポよく遊べて問題にならないが、ゲー
ムに慣れていない人にとっては意地悪な印象を与えかねない。
そもそも3D表現でやればすんなり解決できることなので、いちいち振り返る機会が
あまりない。
 個人的な思いだが、2Dゲームの良さは「"構図のわかりやすさ"よる間口の広さ」
だと考えている。自分の中に思い描くヒロイックなキャラクターをゲームにするなら
3Dの方が向いているだろうが、普段ゲームを遊ばない人に手に取ってもらいやすい
ゲームを作りたければ2Dの方がいいのではないか、ということだ。
古い表現がいいとかではなく、ちゃんとわかりやすくなっているかを大切にしたい。

 他に遊んだタイトルの話では、ヴァニラウェアの『ユニコーンオーバーロード』の
体験版が面白かった。ファイアーエムブレム的な世界観のストラテジー型SLGとし
てまとまっている。最初は複雑に見えるが手触りは良く、ステータスよりユニット間
の有利・不利に重きが置かれておりシミュレーションゲームらしさを感じられる。
興味のあるタイトルだが遊び始めたら結構な時間を喰われそうだ。3月は先に
『スナフキン:ムーミン谷のメロディ』を遊びたいと思っている。購入するかはその
後に決めよう。

 1月からよい年を祈るどころでなくなってしまったが、年が明けてから時間を取れ
るようになり、ロックマン11のボスラッシュ攻略以降はSwitchでセールタイトルを
遊ぶ年始となった。普段より多めにやってるのでまとめておこう。

●魔女と勇者
 画面中心の魔女を守りながら動き回る、シンプルなタワーディフェンス型ゲーム。
レベルを上げて頑張れば最終ステージまでは何とかなる。
最後はちょっと別ゲーなので情報収集したほうが良いと思った。
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●グリム・ガーディアンズ デーモンパージ
 インティ・クリエイツのぎゃる☆がんシリーズのスピンオフタイトル。
Bloodstained(ブラッドステインド)の開発ノウハウを持ち込んだと思われる、
キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)ライクのタイトル。
キャラクター交代システムは一方が残っていればもう一方をレスキューしてゲーム
オーバーになりづらくしており、とっつきやすい。アクションの難度もほどよい。
ヴァニア系がどういうゲームか、後半に進むにつれ、ぎゃる☆がんの成分が強くな
っていく気がした。
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●ENDER LILIES:Quietus of the Knights
 これもメトロイドヴァニア系。雰囲気や出来は非常によいが、根気強くゲームを
攻略する気がない限りおすすめできないほど難度が高い。またホラーかつ退廃的な
ノリなので小さいお子様にも向いていないと思う。個人の感覚としては、リトライ
しやすいシステムで熱中できたものの、あまり好みの難度調整ではなかった。
ザコキャラすべてが脅威であり、自キャラが判定の面でも不利(儚い雰囲気づくりを
助けてはいる)、必要性を感じない誘導弾、ボスキャラは耐久値が軒並み高く、90
点近い回避テクニックを求められる。教室で居残り勉強をさせられるような感覚だっ
た。厳しいボスでは1時間近くリトライを繰り返す羽目になった。そういうのを遊び
たい人にはおすすめではあるが……
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●Blood stained: Curse of the Moon 
 こちらもインティ・クリエイツがBloodstainedを8bit風ゲームに仕上げたもの。
操作は旧いがシンプルでわかりやすく遊びやすい。ゲームを進行するにつれ、操作
キャラクターへの愛着がわいてくるのではないだろうか。ストーリー性は一見、薄い
ように感じられたがいい意味で裏切ってくれたと思う。
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こいつの攻撃も頼りになるが、最も信頼しているのはジジイのファイアだ

●Blood stained: Curse of the Moon 2
 続編も続けて遊んだ。前作を遊んでいる人向けの難度と内容。ゆるく遊ぼうとする
と面食らう。特に空中で方向転換できないジャンプや、ノックバックの大きい
ダメージ演出を活かして難度を調整しようとする姿勢はロックマンシリーズどころ
ではない。でもまぁこういうゲームだからと進めると2周目はいっそう厳しくなる。
前作よりもテキストやキャラクターは倍増しており最後までやれば達成感は強い。
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前作ではシンプル過ぎた性能の斬月(通常)が頼りに感じられる。
スチームなワンコも出てくるので私には刺さる

●スイカゲーム
世間ではやっていたゲームなので敢えて述べることはないが、10年前のFLASH
ゲームのようなノリを丁寧な雰囲気でやってくれているな、というのは強く感じる。
ゲームというのは本来、こんなもんでいいんだよなと思う。暇つぶしには充分あり
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柿を作れ! という意識でプレイが改善し始めたところ

 普段は遊び方が取っ散らかっているだけで、CSに絞って遊べばこの程度の数の
タイトルをさばくことはできる。 
来月は遊んでいなかった『蒼き雷霆ガンヴォルト 鎖環』を始める。
横スクロールアクションが続くが開き直ろう。


今年も終わり。

 2023年は例年以上にプラモデルを作っていた気がするが
12月にそんな余裕はとれず、すきま時間にロックマン11を遊ぶ日が続いた。
ロックマン11は今わりとホットなタイトルではある。
プラモデルキットは11月に発売されたし、年末年始はダウンロードセールでお手軽に始め
ることができる。あとはロックマンXDive(今遊べるのはオフライン版)にも出ている。
年始に何か手軽にキャラクター性のあるゲームを遊びたい場合は候補としておすすめでき
るだろう。
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今年のゲーム納めはロックマン11のミニマムアタックとなった。
なるべく撃たずにボス部屋を目指す。
ベストを尽くそうとすると被ダメージ管理や普段と違う避け方を要求されたりして
新鮮ではある。
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歯車城ステージ1は一切撃たずにボスまでいけるようだ。
これ以上はタイムアタックになっていく……始めたばかりだし気楽にやろう。

 さて、来年はどんな年にしていこうか。家庭用新作ゲームの情報はやや少ないと感じて
いるので安価なゲームや遊びきれていないゲームに手を付けていく予定ではある。
あとは、そろそろ新しいハードも発表されるような気がしないでもない。1月の前半に、
なにか発表があってもおかしくないタイミングではある。
 モルカーの自作カードの件もすっぽかしになっている。個人での遊び用なのでAIを使って
インチキイラストをでっちあげようとしたが実写路線に切り替えた方が完成が早そうだ。
(余談だがbing image creatorでもソニックっぽいキャラクターなら断らず描いてくれる)
今年よりは自由に動けるはずの2024年の自分に期待しよう。

 週明けに発売されてたコトブキヤのプラモデル ロックマン(ロックマン11Ver.)が
本日やっと届いた。楽しみにしていたキットだが組み立てるのはもうちょっと先にな
るだろうか。 私はゲーム好きなのもあり、身の回りに置くフィギュアやプラモデル
はゲームのキャラクターが多い。amiiboやロックマンはいわずもがな、ガンダムの
モビルスーツでいえばジムブルーディスティニーやトルネードガンダムだったり、
光武やバーチャロイド、figmaが艦これ関連だったり、アクリルキーホルダーはデレ
マスだ…。
 確かにしょっちゅうビデオゲームを遊んでいるものの、最近はアニメだって手足の
指で数えられない本数を観ているはず。しかしアニメキャラクターの立体物を部屋に
探しても、それこそガンダムくらいしか見当たらない。
 何かを好きになるサイクルが鈍いとか、歳を取っていっそうセンスが古くなってい
るという部分も確実にあるのだろうが、この辺は自分の個性だと思っておこう。少し
考えてみると、アニメの立体物がリリースされるタイミングは番組放映とズレている
のが当たり前のことで、ホビーアニメのようなメディアミックス展開でもなければ今
週視聴して魅力的に感じたキャラクターの立体物を買うことが不可能なケースがほと
んどだ。 立体物に限定しない場合、小説や漫画など書籍が原作であれば導線をおく
こともできる。だがこれはネタバレを含むし、リアルタイムでコンテンツを追ってい
くことを阻害しかねないので万人がとれる反応でもない。一方で、ゲーム配信者が、
現行ゲーム機で遊べる200円くらいのインディーゲームを楽しく遊んでいたから買
ってみた、というケースはかなり問題をクリアしているように見える。 共感と消費
にうまくついていける商材とか他にないだろうか……。今後の時代はそういうのが増
えるような予感するのだけど。


今月発売のニンテンドーSwitch用タイトル『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』。

アクションゲーム好きとして、この歳になってもマリオのタイトルは遊ぶように
している。 現状コンプリートはしていないがクリアまではプレイできた。
今回はその感想だ。
●複数の操作キャラクター
 マリオ、ルイージ、ピーチ、デイジー、キノピオ(黄・青)、キノピコ、
ヨッシー(緑、赤、黄色、みずいろ)、トッテン…が選べる。
この中では特にデイジー姫が使えるようになったこと、ヨッシーを久しぶりに
たっぷり操作できることが特にうれしく感じられた。

マリオからキノピコまでの性能は基本的に同じ。ジャンプの音が違ったりする。
ヨッシーやトッテンは通常アイテムで変身せず、敵からダメージをうけない。
完全な無敵ではなく、穴に落ちたり、はさまったりはさすがにミスとなる。

 ちなみにヨッシーが4色いるのは4人同時プレイで全員がダメージを気にせず
プレイできるようにという配慮と思われる。一人だけトッテンでも悪くないが
トッテンは別にマリオの仲間というイメージでもないし……
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性能どうこうでなくヨッシーを操作したい! 俺がヨッシーだ!
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残念ながら隊長は操作できないようだ。

●ステージはわりと短め
 アクションゲームとして今回気になった部分はここ。体感としては
スーパーマリオ3Dランド(3DSのタイトルだ)での1ステージの長さに近いと
感じた。つまり他のタイトルよりもやや短い。Switchは携帯ハードでもあるので
1プレイの時間を短く見積もりたかったのかもしれない。
これはゲームとしての満足感に関わる部分なので短いだけでは不満が出やすい。
(過去にセガのソニック フォースなども1ステージを短くまとめていたが、
全体的なボリューム不足と難度低下のリスクがあったととらえている。)
マリオシリーズはステージの数が多いために小気味良く、さくさく進んでいく
ことができる。地味なことだが大作ゲームでないとこんなにステージ数を用意
できないだろう。


●むずかしさの表示
 ステージを始める前の画面も変わった。
★の数でステージの難度が示されるようなり、難度に納得しやすくなった。
あるいは難しいステージを避けてプレイしやすくなったといえる。


●あたらしいグラフィック
 マリオの動きはスーパーマリオブラザーズ3やマリオワールドのモーションに近い。
いわゆるアラレちゃん走りだったり、ヨッシーアイランドのようなヨッシーの
ふんばりジャンプを見ることもできる。ゲーム発表時は違和感もあったが、ゲームが
目指しているものが懐かしくも新しいものであることがすぐに伝わってくると思う。
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ドリルな変身に歌ったり踊ったり。今作は攻撃的なパックンが少なめかも?

●ゆるい繋がり。ネガティヴなイメージのないオンラインプレイ
 ネットワークにつないで世界中のプレイヤーと一緒にステージを攻略できるように
なった。かくしブロックや「ここ通れるよ」のようなジェスチャー、ミスしたら
一定時間以内に他のプレイヤーにタッチしたら復帰できる、など言語を介さない
シンプルなコミュニケーションを楽しむことができる。
 オンラインプレイというと楽しい反面、いやな思いをした経験のある人も多いと
思うが、そこをうまく解決してきたと感じられた。
このゆるい助け合いによってゲームの難度はさらに低下しているが、独力のみで
攻略したい人は改めてチャレンジすればいいだろう。
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見知らぬ方々とみんなでタイミングを合わせてクリア。なんとなく嬉しい

●バッジによるプレイングのカスタム要素
 ステージを始める前に、ひとつだけ追加性能を得るバッジをつけることができる。
空中でもう一度ジャンプができるような、いわばスキルだ。
これによって、同じステージでも別の解き方ができるようになっている。
プレイを助けるバッジばかりではなく、常にジャンプしてしまったり、高速で
走り回ってしまうような縛りプレイ向けのクセの強いものもある。単純な要素
とも言えるが、2Dマリオでさえもカスタム要素をお出ししてきた、という
2Dアクションゲームの未来についてちょっと考えるべき変化ともとらえている。
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このバッジをつけるとしゃがんでも動き続ける。
ちなみに今作はしゃがみ歩きが可能。さらにしゃがみファイアボールも可能。

●レベルデザインとワンダーフラワーについて
 ステージに隠されているワンダーフラワーに触れるとステージに大きな変化が
起こる。マリオたちが特殊な変身をしたり、大きな何かに追いかけられたり……
とにかくルールが変化する。予測不能な展開が多く、次は何が起こるかわからない
ステージを次々解いていくことになるだろう。
 ワンダーばかりでなく、敵キャラクターも見慣れない動きをするものが多い。
クリボー、ノコノコ、パックンフラワー、ハンマーブロス、ガボンなども出て
くるが、新しい敵を見かけることの方が多いくらいだ。敵の特徴が変わればステージ
の印象も変わってくる。今回は今までと違うこと、プレイヤーに新しい体験をさせる
ことに対する執念を感じる。
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溶岩の中を泳ぐ。できないことができる

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クリボーに変身するシーンはマリオオデッセイにもあったが……捕食者に注意だ

●おしゃべりフラワーについて
 ステージ中のできごとに対してツッコミを入れる存在というのは過去のゲームにも
存在する。Wiiウェアであった、セガの『珍道中 ポールの大冒険』などは芸人の
ボイスによるツッコミを特徴として2Dアクションゲームだった。着想としては
ゲームセンターCXのような実況プレイ文化から起こっているものだろうが、こう
いうのは基本サムくなりがちでもある。常識を共有していなければ笑いは起きない。
 今作でのおしゃべりフラワーは結構危ういチャレンジだと感じたが、任天堂の
細かな調整もあってか、プレイヤーが共感しやすい内容のセリフが多い。マリオたち
の代わりにプレイヤーに呼びかける存在としてゲームを賑わしてくれたが、それでも
この要素が正解なのかどうか、自分には判断がつかなかった。
もちろん設定でOFFにもできるので最初から拒否したい人はそれでもいいだろう。
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わかりやすいヒントとしても登場。

●普段ゲームを遊ばない人にもおすすめできる
 『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、いつもより脱落者を出さないよう
配慮し、それでいて新しい体験ができるように作られたゲームだった。
クリア優先のプレイヤーには少し物足りない部分もあるかもしれないが、この冬に
友達や家族みんなでゲームを楽しむには文句なしにおすすめできる内容だった。
 個人的には、2Dマリオがこれだけ変化してくると、他のアクションゲーム
もうかうかしていられないのではないだろうかと感じている。

 先月末頃は、9月下旬がまだこんなに暑いとは思っていなかった。
涼しいと感じられる日でも室内気温は28度以上だ。
最近のゲーム時間は艦これのイベント攻略と新規実装艦の掘りに充てられていたが、
ようやくそれも片付いた。また家庭用ゲームに使う時間を戻していくつもり。

 秋になると年末にかけてのゲーム情報が出揃うわけだが、遊ぶゲームはまだ完全には
決まっていない。10月17日にはソニック スーパースターズが発売される。マルチプレイを
想定した2Dソニックならハズレにはならないだろう。どのハードで遊ぶかは悩みどころ。
さらに10月20日にはスーパーマリオブラザーズ ワンダーも発売されるわけで、キャラ
クターものの横スクロール型アクションが被ってしまう……

 インティ・クリエイツの新作として「ラブライブ!サンシャイン!!」のスピンオフ
作品「幻日のヨハネ」のゲームである、幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE- が
11月16日に出る(任天堂のホームページだと記載がなかった)。アニメの方はやや意味が
わかりづらい話が多い印象があったが、インティが作ってるゲームの方は大丈夫だろう。
まぁ、こちらも探索型とはいえ2Dアクションで被っている……

 横視点のアクションゲームが多い!

最近ゲームの腕が鈍っているかも? なんて感じていたから、時間がかからず勘も戻る
アクションゲームをやる事、それ自体はいいのだが、似た路線が集まりすぎだ。
来年ウマ娘の大運動会とかも手を出すことを思い出すと、なんで2023年にもなって
こういうクラシカルなジャンルのゲームばかり手に取ろうとするのかと、自分でも
思うところが出てくる。何かがよくない。 Switchのハード世代的なものもあるの
かもしれないが、もうちょっとハードの選択肢も増やしていろんなゲームをやった方が
いい。他に新作の購入候補を考えておこう。 そういえばロックマンX Diveは今月国内で
サービス終了し、ロックマンXDiveオフラインがSteamで販売開始されている。これも
チェック……いやこれも横スクロールアクションか。ゲームの本質としては対戦シュー
ターか何かになってしまっていた気もするが同じだ。
観念して今年いっぱいはアクションゲームばかり遊んでおくか?

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