早くも2018年最初の月が終わる。
一月は行っちゃう、二月は逃げちゃう……とかいう言葉を思い出す。

一月はゲーム機で遊ぶ時間がほとんど取れなかった。
マスターバイク? なにそれ? という状態が続く。

とりあえず、今月で印象的だったゲームニュースというと
ニンテンドーラボの発表は衝撃だったのではないだろうか。
思い返すと、昨年から任天堂はゲーム機に使われている技術をわかりやすく
説明する記事をのせたり、Splatoon2のような限定版の化粧箱(紙箱)
だけをネット販売する、という……なにか兆候のようなものはあった。
しかしダンボールをあんな風に使うとは思わなかった。
暗箱と反射板とひもを用意することでJoy-conの赤外線カメラに動きを
拾わせる、というアイデアは、スマートさばかりを追い求めていては
実現できない、まさに「遊び」の発想だといえる。

ネットの無料コンテンツが当たり前に提供されてきた現代の子供たちには
デジタルとダンボール工作の融合というアプローチはどう映るのだろうか。
実際にニンテンドーラボが後に続く満足感を得られるかどうかは別として
制御装置を自作することで新鮮な体験を得られる、という提示は成された。

Switchの構成を組み合わせることで、他にどんなことができるだろうか?
Wiiザッパーのようなガンコントローラのシステムはもちろんのこと、
PS4やVitaで「とある魔術の電脳戦機」もリリースされる、電脳戦機バーチャロン
シリーズで有名な、ツインスティックのような操作システムも作れるだろう。
もちろんアーケード対戦ゲームのような激しい操作はダンボールには向かない
ことが想像されるが、ゲームスピードがほどほどであれば何とかなるかもしれない。

DSの「超操縦メカMG」であったり、3DSの「スティールダイバー」のように大きな
メカを独特の操作感で動かしたり、特撮ヒーローのベルトや武器のような玩具を
再現するノリも楽しそうだ。
Joy-con Lでビデオゲームらしい基本操作をしながら、赤外線カメラを搭載した
Joy-con Rを装置にセット(動画にあったペダル操作とか)してゲームを遊ぶ、
なんてスタイルも考えられる。

ニンテンドーラボが知育分野の境界を乗り越えてくるのかはまだわからないが、
さらなるアイデアの出現に期待したい。