2011年7月19日。
ロックマンDASH3 PROJECTの中止が発表された。
以前から活動の雰囲気にやや鈍いものが感じられていたが、
ファンの多くにはいきなりの残酷な発表だった。

SNSのDASH開発室も約1ヵ月後に閉鎖される。記事・素材や
コメントの回収はできるものの、新規投稿やファン同士の情報交換が
封じられたのは痛い。
おそらく関連サイトの炎上を恐れての事だろうが、引っ掛かりを覚える。


DASH3 PROJECTは今までいくつかのトラブルに見舞われてきた。
稲船氏の退社は後ろ盾を失ったという意味では無視できないし、
今年3月の震災さえなければ、東京の3DS体験会で試作版に触れる機会も
得られるはずだった。
そしてプロローグ版の配信延期。今思えばこの辺りの動きは特に不可解な
ものだった。

プロローグ版の配信まではこぎつけると思っていただけに、現在の状況は
最悪のシナリオのひとつだといえる。
カプコン経営陣がどのような条件を提示していたのか、開発陣がなにを
達成できなかったのかは、いちユーザーとしては知る由もない。

ただ、わかっていることは、ロックマンに限らず、キャラクターで
長期間ビジネスを展開することは非常に難しく、ロックマンDASHは
他のロックマンと違い、急いでも半年では完成し得ないゲームであるということ。

ロックマンDASHで収益を上げるには、開発体制、販売構造、ゲームシ
ステムなど、もっと根本的な部分にメスを入れる必要があるのかもしれない。


ここからが本題だ。

現在、国内外で多くのDASHファン(MMLfan)が打ちひしがれて
いることと思う。無理はない。 しかし、下のように諦めていない人達もいる。

facebook での署名活動
http://www.facebook.com/pages/100000-Strong-for-Bringing-Back-Mega-Man-Legends-3/149316248475958?sk=wall

たのみこむ でのリクエスト
http://www.tanomi.com/metoo/r/?kid=88659

要は諦めたら負けだ。
ファンの動きがなければカプコン経営陣はDASH3の中止のみならず、
最悪の場合、今後もロックマンシリーズを凍結しかねない体制にある。
 (それだけ今のゲーム業界は深刻な問題を抱えているともいえる)
灯火がどんなに小さくても、自分が尊いと感じるものは素直に守るべきだと思う。
それは無駄でも、徒労でもない。 Rockであり、自己の証明だ。


ロックマンDASH3 PROJECTを支持してくれた全ての人に
自身の努力を否定せず、不屈の精神と希望を持ち続けてほしいと願う。



次回更新はDASHのファンアートを掲載しようと思う。