『幻影異聞録 #FE』 は、2015年12月26日に任天堂から発売されたWii U向けゲームだ。
内容は、任天堂(販売)とインテリジェントシステムズ(開発)の『ファイアーエムブレム』シリーズと
アトラスの『女神転生』シリーズのコラボレーション作品で、なぜか芸能界をテーマに若者たちの
戦いと成長を描いた――現在のアトラスらしい? RPGとなっている。
そのぶっとんだ方向性に“合体事故”ではないか、ともいわれていた本作。
これこそ自分の求めていたゲーム! などと突っ込んでいくような猛者は相当少ないのではない
だろうか、と思い、ちょっとだけまとめてみる。
以下、かなり偏った視点でチョイスされたスクリーンショットで紹介していこう。

織部つばさ。 物語の半分くらいを占めるキャラクター。
本作は彼女のアイドルとしての成長を追っていくゲームだ。

ファイアーエムブレムで印象的だったキャラクター、チキ。
原型に最も近く、記憶を失っている。
神竜族まわりの説明はされないが設定は生きている感じ。

劇中劇として“マスカレイダー雷牙”という特撮番組も登場。
仲間である斗馬のコスチュームとして使用可能だ


パートナーや敵として登場する“ミラージュ”はFE世界のキャラクターの英霊が
女神転生の“悪魔”的なポジションで描かれたもの。
引用は一作目と『覚醒』で絞られている印象。

イドラスフィア(ダンジョン)の構造は簡易な迷路といった感じ。
シンボルエンカウント方式で、剣でエネミーシンボルをダウンさせて
エンカウントを回避しながら進むこともできる。

戦闘では行動順と敵に有効な属性などを確認できる。常に有効な攻撃を繰り出して
セッション(パーティの攻撃に連動する、いわゆるチェイスアタック)を発生させる、
というのが基本的な戦術だ。 これは敵も行ってくるため、攻撃の相性まで考えた
メンバーチェンジも重要なファクターとなる。 ボスで苦労したくなければ気をつけよう。

セッションに成功するとお金や武器・スキルの素材などが手に入る。
セッションで敵をオーバーキルすれば、追撃ターゲットを変更、不利な属性相性は
無視してダメージが通る(これら効果は主人公スキルありき)。
それだけセッション必須のシステムだということ。

Wii U GamePadはキャラクター間のLineのようなコミュニケーションアプリとして使われる。
これはもっぱら受信専用で雰囲気要素といったところか。
マップ情報の確認も可能だ。
戦闘中には各ユニットの情報が表示される。 見返したいときには便利だが、プレイ時間が
長くなりがちなRPGでリモートプレイに対応していないのは少し歯がゆい。

キャラクターごとに発生するサイドストーリーでは、それぞれの人物の新たな一面を
見ることができる。 これで本当にいいのか? と疑問を感じる成長ばかりだが、
そんなことでうろたえていては、このゲームはクリアできないぞ!
もちろん何らかのスキルを獲得できるので戦力強化にはなる。


この手のゲームのお約束なのか、メインキャラはみな主人公に好意を抱くようになる。

本作で驚いたのは挿入歌の多さ。 その多くにムービーが用意され、ライブ映像や
PVという形で流れる。

カメラワークも意外と凝っている。
ただし戦闘ではセッションが続いた結果として演出が長くなりがちとなり、その分プレイ時間が
延びてしまっているのが気になった(高速オート戦闘や演出カットはできるがセッションの
攻撃等は早送りができない)。

ゲームクリア後は引き継ぎプレイも可能。 難易度ルナティックやムービー鑑賞が
追加されている。
ちなみに一周のプレイ時間は50~60時間以上。
他のゲームで言うとゼルダの伝説では長編のトワイライトプリンセスと同程度か。
軽い気持ちで遊ぶにはちょっと長いが、戦闘システムはしっかりしたゲームなので
異質な部分を受け入れて楽しめるプレイヤーにはお勧めできる一本だ。
内容は、任天堂(販売)とインテリジェントシステムズ(開発)の『ファイアーエムブレム』シリーズと
アトラスの『女神転生』シリーズのコラボレーション作品で、なぜか芸能界をテーマに若者たちの
戦いと成長を描いた――現在のアトラスらしい? RPGとなっている。
そのぶっとんだ方向性に“合体事故”ではないか、ともいわれていた本作。
これこそ自分の求めていたゲーム! などと突っ込んでいくような猛者は相当少ないのではない
だろうか、と思い、ちょっとだけまとめてみる。
以下、かなり偏った視点でチョイスされたスクリーンショットで紹介していこう。

織部つばさ。 物語の半分くらいを占めるキャラクター。
本作は彼女のアイドルとしての成長を追っていくゲームだ。

ファイアーエムブレムで印象的だったキャラクター、チキ。
原型に最も近く、記憶を失っている。
神竜族まわりの説明はされないが設定は生きている感じ。

劇中劇として“マスカレイダー雷牙”という特撮番組も登場。
仲間である斗馬のコスチュームとして使用可能だ


パートナーや敵として登場する“ミラージュ”はFE世界のキャラクターの英霊が
女神転生の“悪魔”的なポジションで描かれたもの。
引用は一作目と『覚醒』で絞られている印象。

イドラスフィア(ダンジョン)の構造は簡易な迷路といった感じ。
シンボルエンカウント方式で、剣でエネミーシンボルをダウンさせて
エンカウントを回避しながら進むこともできる。

戦闘では行動順と敵に有効な属性などを確認できる。常に有効な攻撃を繰り出して
セッション(パーティの攻撃に連動する、いわゆるチェイスアタック)を発生させる、
というのが基本的な戦術だ。 これは敵も行ってくるため、攻撃の相性まで考えた
メンバーチェンジも重要なファクターとなる。 ボスで苦労したくなければ気をつけよう。

セッションに成功するとお金や武器・スキルの素材などが手に入る。
セッションで敵をオーバーキルすれば、追撃ターゲットを変更、不利な属性相性は
無視してダメージが通る(これら効果は主人公スキルありき)。
それだけセッション必須のシステムだということ。

Wii U GamePadはキャラクター間のLineのようなコミュニケーションアプリとして使われる。
これはもっぱら受信専用で雰囲気要素といったところか。
マップ情報の確認も可能だ。
戦闘中には各ユニットの情報が表示される。 見返したいときには便利だが、プレイ時間が
長くなりがちなRPGでリモートプレイに対応していないのは少し歯がゆい。

キャラクターごとに発生するサイドストーリーでは、それぞれの人物の新たな一面を
見ることができる。 これで本当にいいのか? と疑問を感じる成長ばかりだが、
そんなことでうろたえていては、このゲームはクリアできないぞ!
もちろん何らかのスキルを獲得できるので戦力強化にはなる。


この手のゲームのお約束なのか、メインキャラはみな主人公に好意を抱くようになる。

本作で驚いたのは挿入歌の多さ。 その多くにムービーが用意され、ライブ映像や
PVという形で流れる。

カメラワークも意外と凝っている。
ただし戦闘ではセッションが続いた結果として演出が長くなりがちとなり、その分プレイ時間が
延びてしまっているのが気になった(高速オート戦闘や演出カットはできるがセッションの
攻撃等は早送りができない)。

ゲームクリア後は引き継ぎプレイも可能。 難易度ルナティックやムービー鑑賞が
追加されている。
ちなみに一周のプレイ時間は50~60時間以上。
他のゲームで言うとゼルダの伝説では長編のトワイライトプリンセスと同程度か。
軽い気持ちで遊ぶにはちょっと長いが、戦闘システムはしっかりしたゲームなので
異質な部分を受け入れて楽しめるプレイヤーにはお勧めできる一本だ。