デンパイルカ ~ひろぴょこのblog~

ゲームや日常的な話題。

2015年08月


8月もいよいよ終わりだ。
夏休みの宿題に追われていたのは昔のことだが、今も
片付かないものに追われて夏を過ごすのは変わらない。
具体的には『ファイアーエムブレムif』と『スーパーロボット大戦BX』が終わらない。

今回は両タイトルに共通するキーワード、シミュレーションRPGについて
思うことを書いてみよう。

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●シミュレーションゲームとは何か
シミュレーションRPG(SRPG)といえば、ビデオゲームのいちジャンルである
戦略シミュレーションゲーム(SLG)の一種だ。
自軍と敵軍が存在し、自軍の行動を選択して敵軍より優位に立てるよう立ち回り、
そのマップの勝利条件を満たすことで勝利する… 基本的な共通点はそんなところだろうか。
ビデオゲームの中でもテーブルゲームのチェスや将棋に近い性質のもの… というより
チェスや将棋自体が一種のシミュレーションゲームだといえると思う。

●では、シミュレーションRPGとは何か
シミュレーションとRPG、ふたつの異なるジャンルが足された言葉、これは一体なんだろうか。
RPGとはロールプレイングゲームの略で、プレイヤーが与えられた役を演じる「ごっこ遊び」
を発展させたものだ。
だから、私たちがよくRPGから連想するレベルアップや装備といったお馴染みの要素は、
RPGをRPGたらしめる必須要素というわけでもない。

ところが、シミュレーションRPGはそういうわけでもないようだ。
私は、シミュレーションRPGとは「なんかRPGっぽいシミュレーションゲーム」ではないかと
考えている。

●プレイヤーは何になるの?
最近のタイトルである『ファイアーエムブレムif』や『スーパーロボット大戦BX』には
主人公の分身となるキャラクターが存在する。主人公には好きな名前をつけることができる。
RPGのルールに従えば、おそらくこれが本来プレイヤーが演じるべきキャラクターなのだろう。
だが、これらのシリーズをさかのぼると、主人公やマイユニットといった要素が採用されたのは
シリーズを何作も経た後のことだ。
つまり、特にロールプレイの余地がなくてもシミュレーションRPGを名乗っている節がある。

●シミュレーションRPGはあくまで売り文句?
言葉の定義をがちがちに固めて文句を言ったってしょうがない。これはおそらくファジーなものだ…
それでもなにかしら、ふたつの言葉を足し合わせることにより生まれるメッセージは存在するはず。
こんな場合は、言葉の定義よりも印象が答えを教えてくれる。

RPGと聞いて連想する(ロールプレイ以外の)ものは
HP、MP、EXP、レベル、装備、剣、魔法、勇者、ジョブ、西洋風の世界、モンスター、
魔王、冒険、パーティ、世界を救う…… こんなところだろうか。
RPGの代表作にイメージを引きずられていることがわかる。
かつて大人気だったRPGの(ような)要素を取り入れて、お客さん来てくださいよ…という
この姿勢、現代でもスマホ向けアプリでもよく見かけるやり方だ。 実際有効なのだろう。

●なぜ国内でシミュレーションよりもシミュレーションRPGが人気なのか?
『信長の野望』や『ファミコンウォーズ』などと比べると、『ファイアーエムブレム』、
『スーパーロボット大戦』、『タクティクスオウガ』、『サモンナイト』、『魔界戦記ディスガイア』
などの方が売り上げやファンの規模が大きい。

これは日本のゲームファンの多くが、ゲームにRPGっぽいものを求めているということでは
ないだろうか。
●シミュレーションRPGだけが得意とするもの
シミュレーションRPGは、RPGにも、シンプルなシミュレーションゲームにもできないことが
できる。それは個性的なキャラクターたちの大規模な共闘だ。

プレイヤーの管理する集団をRPGのパーティからより大きな規模の部隊としたことで、長編
ストーリーの登場人物を増やすことに成功している。これは漫画やアニメの世界観を持って
くるのにより都合がいい。
多くのキャラクターを出せるということは、それだけ個性的なキャラクターを登場させやすく、
結果としてプレイヤーの琴線に触れるキャラクターとめぐり合える機会も増えるかもしれない。
気に入ったキャラクターを自分なりに贔屓し、カスタマイズし、活躍させられる。
キャラクター同士の掛け合いも見られる。

●かけ合わせに強いジャンル
こういった強みを活かした例が『スーパーロボット大戦』や『Project X Zone』などの版権クロス
オーバータイトルだと思う。
ゲームとしての純粋な楽しさ以外にも、キャラクターの魅力を活かす方向に労力を割く、という
ことも大切だと感じさせられる。

●ゲームテンポは適切か?
……ところで、これらのゲームは長編になりがちだ。多くのキャラクターを出し、それぞれを濃密に
描こうとすれば、それだけ広い空間と多くの敵、長いストーリーが必要になる。
長く遊べることは嬉しいことでもあるが、同じ事を繰り返すようなレベルデザインは退屈だ。
このあたりのさじ加減をうまくやらないと、ゲームとしての純粋な楽しさが失われてしまう。
シミュレーションRPGは諸刃の剣のようなものなのかもしれない。
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先日、Miiverseのアップデートでプレイ日記やアルバムが使えるようになった。

今まで きょうのあしあと、と称してその日の小さな出来事をを投稿していたが、やっと
公式にそういう機能が実装されたようだ。アルバム機能もブログにアップロードするために
わざわざMiiverseやTwitterに掲載する手間が省けて助かる。 試しに載せてみよう。

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今後はもうちょっと画像のあるブログにしていきたい……

今世代のゲーム機戦争はPS4の人気で緩やかに終わってしまった感がある。
そこで近い将来のゲーム機について妄想をしておこう。
今回のターゲットは任天堂のゲーム機“NX”だ。

●据え置き機なのか、それとも携帯機なのか
“NX”というのは任天堂がリリースを明らかにしている、新しいゲーム機の開発ネームだ。
この名前がそのまま採用されるとは思えないし、NXが3DSのような携帯機なのか、
それともWii Uのような据え置き機なのかも公式には明らかにされていない。

NXの発売時期は早くて来年中と(飛ばし記事で)いわれている。
3DSの発売は2011年2月(日本)、Wii Uの発売は2012年11月(北米)
2016年にリリースするなら今の世代はGBAやGC世代くらい短い寿命だったということ
になるが、まったく新しいチャレンジである可能性も無きにしも非ずだ。

●ドラゴンクエストⅩⅠはNXにも出る
先日、PS4と3DS向けに製作が発表されたドラゴンクエストの最新作、
“ドラゴンクエストⅩⅠ”。これはNXにもリリースされるらしい。
この情報から読み取ろうとすると

・2つあるドラクエⅩⅠ開発チームのいずれかが担当すると考えるのが自然。
・NXが携帯機であれば、NXで3DSソフトをプレイできるかは怪しい
・NXが据え置き機であれば、PS4版に近いグラフィックを実現する程度の性能はある
(つまりGCとWiiのような性能的に1.5倍の関係ではないことになる)

●最低限備える機能について考える
以前、New 3DSが登場したことで、任天堂のゲーム機は十字キーとABXYボタン、
+-ボタンと左右のアナログスティック、LRボタン、ZL・ZRボタン、タッチパネルに
傾き(チルト)センサー、NFCリーダ・ライタ、そしてカメラが携帯/据え置き機で共通と
なった。このあたりのほとんどは受け継がれると思われる。

●性能について考える
PS3のCECH-4000シリーズでは約190W、
WiiUでは最大100W、通常70W程度といわれている。
実際に計るともっと数値は少なくなるのだが、WiiUはPS3のおよそ半分の電力で動く。

消費電力が低いということは、CPUやGPUなどのシステムを高いクロックで動作させたり
プログラマブルシェーダの基数を大幅に増やすことはできない代わりに、冷却システムの設計
が簡単になったり、省スペース化やコストダウンが見込める。

任天堂のゲーム機がなぜそこまで低消費電力にこだわるのかは知らないが、仮にWiiUが
120W程度で動くマシンだったならば、少しサイズアップしてもっと高性能なハードにでき
たのではないだろうか。

今後も低消費電力でいくと仮定すると、NXが据え置き機だったとしてもPS4より高性能に
なる可能性は低いと思う。そもそも価格帯が違う。

●バーチャルコンソール(VC)はおそらく動くのでは?
Wii U以降、ユーザーの情報はニンテンドーネットワークIDというアカウントで管理
されている。これはゲーム機に限らず採用されていくそうなので、Miiverseは
普通に使えるだろうし、VCの購入データも参照できると思われる。特にWiiU用の
VCによるファミコンからSFCタイトルなどは遊べる可能性は高いと踏んでいる。

●早期から課金タイプゲームが多く出るかも?
ハード登場時のソフト不足を補い、ハード起動頻度を上げるためにも3DSでリリース
されているようなバッヂとれ~るセンターやポケモントローゼシリーズなどのソフトが早い
段階で出てくる可能性は高いと思う。

……いろいろ考えてみたが、あまり大胆な発想は出てこない。
とにかく、答えが出る前にいろいろと妄想して、後で答え合わせをしてみる、というのも
一種の楽しみだろう。

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