今月29日に発売された、モノリスソフトの新作RPG『ゼノブレイドクロス』。
最近はこのゲームに時間を費やしているが、まだLvは20程度で、Lv30程度の原生生物が
倒せるかどうか、といったところであまり進んでいない。
今回はこの広大なフィールドを舞台にしたゲームに対して感じることを書いてみよう。

●広さと密度のバランス
『ゼノブレイドクロス』の密度感は前作とほぼ同レベルを維持していると感じた。
デザインを放棄してフィールドをただ広くするだけなら誰にでもできる。
自作ゲームで広いだけの空間を作ってみたこともあるが、広いということは、次の
目的地・目標への距離が間延びするということでもある。

●注目すべき対象が必要
マップの広さゆえ孤独になりやすいこのゲームは、密度を上げるためには何をすれば
いいかがいろいろと示されている。

・ランドマーク(何か特徴的な目印を持つ名所)
・警戒して進まなくてはならない強い敵
・ギリギリで倒せそうな、積極的に倒しにいきたい敵
・データプローブ設置などのお仕事要素

『ゼノブレイドクロス』ではオーバードのみならず、Lvの高い、強い敵をかなり警戒して
進むことになる。油断していると強い敵に絡まれて一発アウトだ。しかし普段はやられても
特にこれといったペナルティはなく、何度も強い敵に挑んでやられてくる自由も与えられて
いるといった印象だ。

●順路のないマップ
前作『ゼノブレイド』のマップも結構な広さだったが、今作のマップはそれよりも広い。
広さ以外の大きな違いは順路が少なく、どこにでもいけてしまう点だろう。
これについてはゼノブレイドのマップの方がわかりやすい。巨神と機神の身体をマップに
していた前作は、巨人足から身体を上っていき、腕の方まで移動していく、というイメージ
がすんなりと頭に入ってくる。上に行くということは、マップは坂道だ。自然と次の
目的地は坂を上るか、下がるかが大きなイメージとして伝わる。
ゼノブレイドクロス』ではゲームの仕様上そういった作りではないので、ストーリーを
進めたい人にとっては少しわかりにくいかもしれない。


●おつかい×人間関係よりもドラマがほしい
装備やスキルの組み合わせでいろいろな戦略を試してみたり、キャラクター同士の
掛け合いを楽しんだり、といった部分は楽しいが、主人公が会話に混ざらなかったりする
ことが多いのでちょっとさびしい。


今の所はこんなところだ。早くドールほしい。