今回は時間の都合で少し。

ゲームに限った話ではないのだが、相手に何かを伝えたい場合は、その表現を
相手の理解力に合わせて行う必要がある。

相手の理解力というのは、五感による一瞬での動的な状況理解力であったり
背景世界やストーリー、登場人物の心情、ルールやシステムといった静的な
理解力であったり、様々だ。

当然、伝えたいことが曖昧であったり難解であれば受け手を選ぶ。
私のブログ自体は伝えることをあまり重要視せず書かれているが、本来の
日記は誰かに呼んでもらうために書くものではないと考えているので自身の事は
とりあえずおいておく(小学生が課題で書く日記はただの拷問だと思う)。

わかりにくいゲームの特徴を考えてみよう。

・独自の世界設定が難解で多量の説明を要する
・背景にキャラクターの色が溶け込んで見づらい構図になっている
・多数のオブジェクトが表示され、注目すべき対象がどこにあるかわからない
・視点が限定的で、視界の外にある情報に対する想像力を求められる
・状況変化の速度が早い(物語の展開、ゲームスピードなど)
・重要な説明がさりげなく行われる、さらに読み返すことができない
・操作が直感的でない(複雑なコマンドや同時入力、あるいは条件を要求する)
・皮肉、ジョーク、思想、意見などが限定的

短時間で考えるとこんな感じだ。
こういった要素を廃していけばわかりやすい表現とは何かが見えてくるのではないだろうか。