デンパイルカ ~ひろぴょこのblog~

ゲームや日常的な話題。

2013年07月

皆さんは家庭用ビデオゲームで乗り物酔いに似た症状を
体験したことがあるだろうか? 私は結構ある。

幼少の頃に比べ、陸路の乗り物酔いはほぼ克服できたのだが
時々遭遇する3Dゲーム酔いは如何ともしがたい。

●どんなゲームで酔うのか?
・3Dポリゴンのゲームであること(経験上、例外あり)
・ジャンルではFPS(一人称シューティング)が酔い易いとされる。
・視点(カメラ)が頻繁に動く
・カメラの上下動が頻繁にあると酔い易い

一般的にはだいたいこんな感じなのだが、そもそもFPSでゲーム酔いが
起こることはプレイする前に覚悟できるのでマシだ。

私が好きな古いゲームにセガサターンの“NiGHTS”があるが、これは
ほとんどのシーンでカメラが2Dっぽい横向きに固定されている。
こういったタイプのゲームでも酔うという意見を見かけたことがある。

また、まず滅多に出くわさないと思うが、2Dトップビューのゲームでも
3Dゲーム酔いと同じような症状を体験したことがある。
画面の動きに3D酔いと同じような傾向(2Dとしては特殊な上下動)が
あればプレイヤーを酔わせ易いゲームを作ることも可能だと思う。

逆にFPSであれば必ず酔うというわけでもない。
先に挙げたカメラの動きや注視点の動きが影響しているように感じる。

●見たいもの(注視点)がはっきりしていればカメラが動いても酔いづらい
3Dゲームで敵をロックオンしながら移動したり、ジャンプする時は
目標点である敵を基準にカメラが動くので混乱することがない。
現実的な例では、自動車の助手席に乗っているときに車酔いを起こす人でも
自分で運転している時はまず酔わない。

どう注意して見るか、視界の動きが自分の意識したものであるかで
負担は軽減されるように思う。

個人的な注意点

作る側
・画面をボケさせない(フレームレートや解像度、画質含め総合的に)
・プレイヤーが実際に注視したいものをブレさせない

遊ぶ側
・なるべく画面中で激しく動かない、くっきりしたオブジェクトを見るようにする

●最大の懸念
ゲーム酔いについて注意しておきたい点は、ゲーム酔いに慣れていない人が
ゲームを遊んで体調不良を訴え、二度とゲームに近づかなくなる恐れがあることだ。
例えば小さいお子さんにゲームを遊ばせて、そのゲームで気分を悪くして
ゲーゲー吐いたとする。 これを見た親御さんが同じゲームの続編を買い与えるのか
疑問が残る。 同様に親御さんが気分を害したゲームを子供に対しても禁止する
ケースも考えつく。

乗り物酔いなどは訓練で改善できるという話もあるが、折角なら酔いにくい
ゲームデザインになるよう意識されたゲームが増えればなぁ、などと思う。

Wii Uのデジタル販売を加速させるキャンペーンがいくつか発表されている。
今回だけのこととも思えないし、うまく利用する方法がないか探ってみよう。

●Wii Uにチャージすれば最大1,000円プレゼント

注意点
・Wii Uのニンテンドーeショップに残高をチャージした場合のみ適用
・5000円のチャージにつき500円分発行。10,000円で1,000円分が上限
・キャンペーンは7月10日まで。ピクミン3や本体のプレミアム白発売後では遅い
・ニンテンドープリペイド番号がメールアドレスに届くのはキャンペーン期間後


●Wii U 夏の新作キャンペーン

任天堂から今夏リリースされるWii U用ソフトは発売日から一週間まで
ニンテンドーeショップ上で10%OFFで販売される。

■『ピクミン3』
7月13日から19日の23時59分までが対象期間で、期間限定価格は5,387円です。

■『レゴシティ アンダーカバー』
7月25日から31日の23時59分までが対象期間で、期間限定価格は5,387円です。

■『The Wonderful 101』
8月24日から30日の23時59分までが対象期間で、期間限定価格は6,237円です。

注意点
・Wii Uのニンテンドーeショップから購入する場合のみ適用。
 そのため10%OFFで買えるのはチャージされたポイントやクレジット支払いの場合のみで
 お店でダウンロードカードを買い、ニンテンドーeショップでコードを入力する場合は
 キャンペーン適用外。


●大前提の話:大容量のダウンロードには高速な回線とハードディスクが必須

Wii Uでは3DSと違って、本格的なソフト1本を保存するのにおよそ7GB~20GB(ギガバイト)
程度の空き容量が必要になる。これでは32GBの容量をもつプレミアム版でもすぐ足りなくなる。
(『ピクミン3』だけなら5.0GBなのでWii Uプレミアム本体の容量でも問題ない)

大容量なデータを保存するために別売りのハードディスクドライブ(HDD)が必要になってくるが
Wii Uに対応しているHDDの相場は安く見積もってもゲームソフト1本分。
今回発表されたようなWii Uタイトル向けのキャンペーンは、主にHDDを用意して遊ぶような
(ゲーム環境にある程度お金をかけられる)ユーザー向けだといえる。

ちょっと安く買えるからといって、ゲームを年に2、3本くらい買っているような家庭が
無理してHDDを買うはめになると逆にお金がかかってしまうので、そこは気をつけてほしい。


●その他:残高チャージ方式はどうしても端数が出る
各種キャンペーンとWii Uプレミアム版のNINTENDO NETWORK PREMIUMポイントも
あわせた場合、1万円チャージするといくら残るのか考えてみよう。

期間中に10,000円チャージでプラス1,000ポイント、残高は11,000ポイント
ピクミン3 DL版を期間中に買うとマイナス5,387で残高は5,613ポイント。
NINTENDO NETWORK PREMIUMで500ポイント発行できるので残高は6,113ポイント。
レゴシティ アンダーカバー DL版を買うとマイナス5,387で残高は726ポイント。
NINTENDO NETWORK PREMIUMで500ポイント発行できるので残高は1,226ポイント。

この残高だと1本あたり4,387円で買えたともいえるが、実際に支払う額は1本あたり5,000円で
あることに変わりはない。買い続けることを前提にしてさらにチャージしたり、特に欲しくない
ソフトにポイントを使うとかえって損な買い物をしてしまうかもしれない。


●その他:WebMoneyファンクラブのサイトではピクミン3 DL版が期間限定15%OFFで買える

任天堂のキャンペーンに対抗してか、ピクミン3 DL版はWebMoneyファンクラブの
サイトでは7/19まで15%OFF(5,088円)で買える。 ニンテンドーeショップより安い。
NINTENDO NETWORK PREMIUMのポイントも570ポイント入る。
(支払いはauかんたん決済などが利用できる)

WebMoneyファンクラブ 内『au公式ニンテンドープリペイド番号&ダウンロード版ソフトショップ』
http://fanclub.webmoney.jp/category/NINTENDO.html

※他のショップに関してはあまり調べていない。
ただし、この方法だとニンテンドーeショップにチャージした金額は使えないので
ポイントは他のタイトルを購入する時に使用することになる。 Wii Uでダウンロード版を多数
購入する予定のユーザーならば、よりお得に利用できると思う。


●考察:何でこんなにたくさんキャンペーンが始まったのか?
ダウンロード版をパッケージ版とあまり変わらない価格で売ると利益が多い。
任天堂が小売に配慮しながらゲームのダウンロード販売をしているといっても、
やっぱり会社の経営を黒字にして1,000億円程度の利益を出します、と言っているときに
ダウンロード版が売れると助かるのは確か。

NINTENDO NETWORK PREMIUMで10%のポイントをつけ、チャージ額の10%を還元したり
ソフトを10%引きにしてもまだダウンロード版の方が一本あたりの利益率がおいしい。

これで利益が出るようになれば、まだ売り出して一年経ってなくて、ソフトもあまり出てなくて
そのせいか販売台数もあまり伸びていないWii U事業に関して、単体で黒字を出しています、と
公言できるようになる(マイナスのイメージを払拭できる)。
先に書いたように、ハードの初期にWii Uを購入してHDDまで用意して遊んでくれるような
熱心なゲームファンの存在をあてにした荒業の感はあるが、任天堂の現状を鑑みるに
今年いっぱいはeショップ関連の積極的なキャンペーンが続くのではないかと見ている。

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