デンパイルカ ~ひろぴょこのblog~

ゲームや日常的な話題。

もう12月になろうというのにあまり寒さを感じない。

 今月8日に発売開始されたソニックフロンティア。
ソニックのゲームは毎回購入しているわけではないのだが、今回はかなり気合が入っている
ということで手を出してみた。購入したのはSteam版。PS4用コントローラでプレイ
している。ソニックはスピード感が重要なシリーズなので、秒間60フレーム出せる動作環境
でプレイするといいと思う。プレイはスローペースで、終盤まで進めたもののまだクリアし
ていないのだが感想を述べていこう。
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●オープンゾーンと電脳空間で構築されたフィールド
 今作は島を探索しながらゲームを進めていく。細かい説明は公式に近いメディアで確認
すればいいことなので割愛するが、島ごとにイベントを進めるメモリーアイテム、電脳空間
を開放するための歯車、電脳空間のクリアで得られるエメラルドキー、それぞれを集めて
7つのカオスエメラルドを揃えてボス戦に挑む、というのが流れ。
今までと大きく違うと感じるのはカオスエメラルドをゾーン1つ毎にちゃんと7つ集めて
スーパーソニックになる、という事だ。 だからスーパーソニック戦が多い。なんだか
出し惜しみなしで戦っていたベヨネッタ3と似た印象を受ける。
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●豊富なアクション、そして必須アクションについて
 戦闘で特に気になった点はパリィの存在。敵の攻撃をタイミングよく弾く、あれだ。
LR同時押しで、けっこうゆるい判定で敵の攻撃を弾けるのだが、このゲームでは必須
テクニックとなっているためバトルのテンポがこのパリィに支配されているようにも感じ
られた。スーパーソニック戦はともかく、ソニックというキャラクターに合っているかは
疑問もある。使いたい人は使える程度に留めて欲しかった。
 他のアクションについてはかなり豊富で、戦闘用のコンボアクションなどは特に強制も
ない。走行やジャンプ、ホーミングアタック、レールグライドなどおなじみアクションの
挙動は長年続けられてきたシリーズだけに熟成された感がある。プレイヤーにやらせたい
ことに合わせて手触りがよくなっているなと感じた。

●今作で語られるストーリー
 ゲームの世界観的には、おそらくソニックアドベンチャーのカオス周りより古い時代に
ついて触れているように見える。
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●シリーズ史上、最も3D酔いに注意
 ソニックのシリーズは多数をプレイしているが、もともと車酔いしやすい自分には
ゲーム酔いがかなりきつかった。がっつり遊ぼうとすると反動でしばらく体調不良が
続くため、ゲームは1日1時間かそれ未満みたいなノリでプレイする必要があった。
公式のインタビュー記事を見る限り、どうやらテスト時点でもこういった反応は多かっ
たようで、ゲーム設定を細かく変更することで対処してほしいようだ。たしかに全力で
遊びたい気持ちはあるものの、体調不良まで起こしながら遊ぶものでもない。ここは
ブースト初速やカメラ距離などもいじって昔のシリーズに近い雰囲気で遊ぶのが自分
には合っているようだった。まだクリアできていない原因は主にここにある。設定の
変更後はやや遊びやすくなり、酔いがひどかった時に比べればある程度改善はされたと
思う。
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●ゲーム体験の共有が難しい
 これは、ここ最近プレイした複数のゲームで感じたことなのでソニックに限らない
話だが、せっかくマイペースでゲームをプレイできても、そこで起こったことを言語化
して他者と共有するのが難しい仕様になっているゲームが未だに多い。
アクションゲームの導線に従ってゲームを進めると、結局は同じキャラクターと出会い
同じボスと戦い、クリアしてしまうだけになる。難しいゲームならクリアできたことを
喜ぶ心理も生まれるだろうが、せっかく他とは違う解法をとっていても、プレイヤーが
それを自覚できていなかったり、言語化できない造りは非常に損だと思う。
 今月はポケモン新作の面白バグ報告が見られたが、あれは皆が本来どうあるべきか
なんとなく共有できていて、それが普通でない変な状態になっていて、キャラクターが
でかいとか、バトル画面にNPCが映りこんでしまうとか、ちゃんと言葉で伝わる異常
さがないとゲームプレイの感想というのは引き出しづらいと思う(このケースは不名誉で
あるだろうが)。 ソニックにおいてはフィールドのルート選択の意義などがちょっと
甘いように思う。右の道と左の道、左の方が難しいけどアイテムがあるけどどっちに
する? 実は上から行ったりアイテム使って突っ切るテクもあるよ、とかボスには別の
倒し方があるよ、とか……。
 自由度といっても選択を伴わないものは自由を感じづらい。選択をさせるにはそれを
言葉にできるまで記号化(キャラクター化)してやる必要がある、といったことだろうか?
そもそもうまいところはちゃんとやってるんだよなこういうの。

 10月もゼノブレイド3を遊ぶのが手いっぱいで、これをクリアしたのが先週の話。
最終ボス付近から2時間程度かけてクリアした翌日にはベヨネッタ3を開始した。
10月は秋の新番組が多い。個人的にチェックしているのは機動戦士ガンダム 水星の魔女と
PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOLだ。水星の魔女についての印象は、雰囲気は近年の
ガンダムアニメでは直近のビルドシリーズに近い雰囲気を指向しているように見える。
設定はハードなようだが、最終的にはそれをあまり押し出しすぎない路線を貫くんじゃ
ないかなぁ……というのが個人的な見立て。モルカーの方はパペットアニメーションなので
事情がちょっと異なる。前作はおよそ2年かけて作られたと聞いているので、まずは今年
新作が出せたという事そのものを評価したい。放映前から監督は交代という事で前作ほどの
こだわりを期待していないわけなのだが、キャラクターとしてのモルカーを十分楽しめてい
る。ゲームでいうところのファンディスクのようなものか。欲を言えばモルモット愛や映画
パロディ、非言語的表現(字幕や判読を要するものをなるべく排す)のバランスは前作を意識
して再現してほしかったかなとは思う。そもそも家族で見られるアニメーション自体が貴重
なもの。娯楽に求められるのはより高い品質というわけでもなく、継続して提供されるとい
う面も大切なのだろう。


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やっとゼノブレイド3が終わったわけだが、一番印象に残った敵は
このプクポカ。動きがまんまラッコ。数年後には国内水族館で
ラッコを見られることもなくなるのだろうか……。
実は回復ロール1人で舐めプしてたら全滅させられたことが1度だけある。

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ベヨネッタは相変わらず好きに作ってるなぁ、という印象。
列車加入で進めなくなったらRボタンや8の字ルートを試そうね、と
ここで書いておきたくなるほどちょっと不親切なところもある。


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ほらまたこういうことやってる。ゼノブレイド3でも終盤好き勝手
やってるイメージあったけど、ゲームはクリエイターの自己主張を
受け止めて楽しむという面もあるのだというのを最近再認識した。
ソシャゲだと作家性薄れちゃうからどんどんやった方がいいのだろうか

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ヴィオラは基本ドジなところから始まって、その外した感じが
どういうルーツなのかほぼ察せられたところでプレイアブルになる。
新キャラとしてはいいと思う。ベヨネッタ1・2では両親の描写も
多かったがマルチバース主体の今作ではどうするのか? まだ終わってない


11月はソニックフロンティアをプレイ予定。良い出来であることを祈る。

 秋に入ってやっと元気が出てきた気がする。居住地域では台風の被害もあり危なかったが
なんとかやっている。今月は艦これのイベントがひと段落つくまでは、とゼノブレイド3の
攻略を保留していたのでゲームが進んでいない。Splatoon3に手を出す余裕はなかった。
艦これに関しては昨日イベント最終海域を突破できたので10月からは自由時間でいろいろ
やれるだろう。プラモデルをいくつか塗装待ちさせているのでソニックやベヨネッタなどの
新作ゲームが出るまではアナログな趣味に時間を割きやすくなるか。
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E6-4は急ぎ育てた二隻目の大和改二重入り編成で攻略。楽ができたと思う。
最後は夜戦三択から夕張、Fletcher、風雲が敵旗艦を狙ってくれたのが決め手となった。

 アニメも9月でひと段落のものが多い。個人的に評価したいのは『Extreme Hearts』。
視聴者が「こういうものがまた観たかったよね」と感じる路線を要所に気合を入れる形で
最後までやり切ってくれた。人気のあった『リコリス・リコイル』に関しては充分に感想が
出回っているのでなんだが、「1話ではもっとすごいものが始まったと思ったのに」という
ものになってしまう。漫画やアニメが人気を維持し続けるにはキャラクターが重要だが、
そこをきちんと抑えたのだから次はもう一本別のカタルシスを残してほしかったところ。
全体的に出来がいい作品にはつい欲が出てしまう。
 ごく最近の発表ではバンダイがMGSDでフリーダムガンダムなどを発表。MGSDと
いう新シリーズで何が出てくるのかと期待していたのだが、結構無難なものがお出しされて
しまった気がする。フリーダムガンダムなら人気のあるMSだし、中華市場で販売していく
のに不都合のないセレクトだとは思う。新規ファンを獲得するという意味で前向きではある
のだが、そのSDに馴染みのない人たちが「要らないよ」といってしまえばそれで終わりな
危うさもある。フリーダム自体がMG以上の立体物で散々展開されたもので、そのギミック
も従来品のダウンサイジングとして受け止められかねない。要は無難すぎて後の時代に埋も
れてしまうリスクを抱えていそうだということ。正解の模索は難しい。
立場と代案を示さないのはずるいので自分なりに考えてみたところ、MGSDにするなら
F91とかがいいだろうか。リアル等身のF91はアニメのMSだけれど、SDのF91は
一転して90年代のゲームヒーローになるわけで、SD化することに付加価値(あるいは
制作の際に目指す明確なビジョン)が生じると。 そもそもセンスが古いのは認めるが、
当時の原体験は映画よりゲームの方が母数は多いと思うし、あえてそのキットをデスクに
置く価値を考えたらそうなるという話。
SDに関しては他の立体物も多く発表されたので従来SDユーザーにとっては全体的にいい
発表だったのではないだろうか。
なんだか愚痴みたいになってしまった。手を動かそう。

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